【中学生】ピアノ発表会で聴き映え!おすすめ15曲を現役講師が解説

ピアノ発表会

こんにちは、中学生のピアノ愛好者の皆さん!今回は、ピアノ発表会で聴き映えするおすすめ曲を現役講師で音大生の筆者がお届けします。発表会での曲選びに迷っている方にとって、役立つ情報をたっぷりご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ピアノ発表会は、日々の練習の成果を披露する絶好の機会です。しかし、中学生になると学校生活や部活動が忙しくなり、練習時間の確保が難しくなることも多いでしょう。それでも、自分の成長を実感し、音楽を楽しむためには発表会での曲選びがとても重要です。

中学生の特徴を踏まえて、どんな曲が適しているのか見ていきましょう!

中級レベルにおすすめなピアノ発表会で聴き映えする曲はこちら↓↓

【ピアノ発表会の曲】中学生の特徴

自分で練習できる

中学生になると、少なくとも4年くらいはピアノを習っているため、自分で練習できる力が身についているはずです。この自立した練習能力を活かして、効率よくテクニックを磨いていきましょう。運動機能も発達してきて、様々なテクニックを身に付けることができるので、少し難易度の高い曲にも挑戦できます。

学校が忙しい

中学生になると、学校の勉強や部活動で忙しくなり、ピアノの練習時間が限られてしまうことも多いです。部活に入ると、1日1時間くらいしか練習時間が取れないかもしれません。そんな時は、先生と一緒に効率の良い練習方法を模索することが大切です。限られた時間を最大限に活かすために、重点的に練習する部分を決めたり、効果的な練習メニューを組むことで、無駄なくスキルアップが図れます。

ピアノを辞めていく生徒が多い

中学生になると、忙しさからピアノを辞めてしまう生徒も増えてきます。これはとても残念なことですが、無理のない範囲で楽しく続けられるようにすることが大切です。あまりに難易度の高い作品に挑戦すると、ストレスが増えてしまうかもしれません。発表会で演奏する曲は、自分の技術に合ったものを選び、音楽を楽しむことが第一です。楽しく演奏できる曲を選ぶことで、ピアノを続けるモチベーションも維持できます。

ピアノ発表会で中学生レベルでも弾けて聴き映えするおすすめ15曲を紹介!

初級

ショパン:子犬のワルツ

ショパンの「子犬のワルツ」は、ピアノ発表会で聴き映えする一曲です。この曲は、ショパンのワルツの中でも特に人気があり、CMなどでも使われているので、誰もが一度は聴いたことがあるメロディです。黒鍵が多いと意外と楽に演奏できるので、手が小さい中学生にも取り組みやすい曲です

この曲の最大のポイントは、右手の細かい音符です。この部分をゆっくり練習することが成功の鍵です。最初はテンポを落として、正確に弾けるようになるまで繰り返し練習しましょう。次第にスピードを上げていくと、最終的には軽やかで華やかな演奏ができるようになります。

「子犬のワルツ」を演奏することで、ショパンの美しいメロディとリズム感を楽しむことができます。発表会でこの曲を披露すれば、観客に強い印象を与えること間違いなしです。ぜひ、この可愛らしくも華やかな曲に挑戦してみてください!

シューベルト:スケルツォ

シューベルトの「スケルツォ」は、ピアノ発表会で聴き映えする作品です。この曲は、可愛らしいメロディと軽快なリズムが特徴で、女の子にも特におすすめです。街中でふと耳にすることもあるこの曲は、聴く人に親しみを感じさせます。

演奏する際には、曲の持つ明るい雰囲気を大切にしましょう。軽やかで跳ねるようなタッチで弾くことで、曲の魅力が一層引き立ちます。特に、ストリートピアノで演奏すると、周りの人々にも喜ばれること間違いなしです。

「スケルツォ」を練習することで、リズム感と表現力を高めることができます。発表会でこの曲を選ぶことで、聴衆に楽しい時間を提供し、自分自身も演奏の楽しさを実感できるでしょう。

ドビュッシー:アラベスク第1番

ドビュッシーの「アラベスク第1番」は、言わずと知れた名曲で、ピアノ発表会でも非常に人気があります。この曲は、美しいメロディと柔らかなリズムが特徴で、聴く人の心を静かに包み込むような魅力があります。

ゆっくりなテンポで演奏するため、テクニック的にはそこまで難しくありません。ただし、2:3のリズムが出てくる部分は注意が必要です。ここをしっかりと聴きながら練習することで、リズム感が磨かれ、より美しい演奏ができるようになります。

「アラベスク第1番」を発表会で演奏することで、聴衆に深い感動を与えることができます。ドビュッシーの独特な和声とリズムを楽しみながら、音楽の世界に浸ってみてください。

ベートーヴェン:さらばピアノよ

ベートーヴェンの「さらばピアノよ」は、時間のない中学生にぴったりの一曲です。この曲は短くても深い感情を表現することができ、日本人の心にも響くような美しいメロディが特徴です

この曲は、技術的にはそれほど難しくないため、忙しい中でもしっかりと練習できる範囲で取り組むことができます。短いながらも、表現力を求められるため、演奏者の感情を豊かに込めることが重要です

「さらばピアノよ」を発表会で演奏することで、聴衆に強い印象を与えることができ、自分自身も音楽の深さを実感できます。この曲を通じて、ベートーヴェンの世界に触れ、自分の演奏技術をさらに高めてください

ブラームス:ワルツ

ブラームスの「ワルツ」は、発表会で演奏すると聴き映えする一曲です。特に有名なのは15番で、渋いけれど非常に美しいメロディが特徴です。この曲は、ブラームスの持つ独特のリズム感と和声が楽しめます。

数曲を抜粋して演奏することで、プログラムに変化を持たせることができます。それぞれの曲の持つ雰囲気を大切に、丁寧に演奏することが求められます。特に、15番は多くの人に知られているため、発表会で演奏すると一層聴衆に喜ばれるでしょう。

「ブラームスのワルツ」を演奏することで、深い音楽的な表現力を身につけることができます。発表会でこの曲を披露することで、聴衆に感動を与え、自分自身も大きな達成感を得ることができるでしょう。

中級

ショパン:ノクターン Op. 9-2

ショパンの「ノクターン Op. 9-2」は、ピアノ発表会で聴き映えする名曲です。この曲は、ショパンのノクターンの中でも特に人気があり、ロマンティックで美しいメロディーが特徴です。簡単そうに見えますが、左手の暗譜が意外と大変です。左手は常に同じパターンを繰り返すので、指が自然に動くようになるまでしっかり練習する必要があります。

この曲は、学校での疲れた心を癒してくれる効果もあります。メロディーが柔らかく、心を落ち着けることができるので、日常のストレスから解放されたい時にぴったりです。特に最後のパッセージは簡単なので、演奏の締めくくりに安心感を持って弾けます。

発表会でこの曲を選ぶことで、聴衆に深い感動を与えることができます。ショパンの美しいメロディーとリズムを楽しみながら、自分自身も演奏の楽しさを実感してみてください。

ドビュッシー:月の光

ドビュッシーの「月の光」は、言わずと知れた名曲で、ピアノ発表会でも非常に人気があります。この曲は、柔らかく美しいメロディーと幻想的な雰囲気が特徴で、聴く人をまるで月の光の下にいるような気分にさせます。

演奏する際には、左手のアルペジオをよく練習することが重要です。左手の動きをスムーズにすることで、メロディーがより美しく響きます。また、曲全体を通して、月の光のように細く綺麗な音を出すことを心がけましょう。ゆっくりとしたテンポで練習し、各音を丁寧に弾くことで、曲の持つ幻想的な雰囲気を最大限に引き出すことができます。

「月の光」を発表会で演奏することで、聴衆に深い感動を与えることができます。ドビュッシーの作品を通じて、音楽の美しさと楽しさを実感してみてください。

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、ピアノ発表会で非常に聴き映えする一曲です。この曲は、ラヴェル特有の美しいメロディーと優雅なリズムが特徴で、聴く人を魅了します。意外と大変ですが、やる価値のある曲です

この曲を演奏する際には、伴奏とメロディーの弾き分けをしっかりと行うことが重要です。伴奏部分を軽く、メロディーをしっかりと響かせることで、曲全体が一層美しくなります。特に、メロディーラインを滑らかに弾くことがポイントです。

発表会で「亡き王女のためのパヴァーヌ」を演奏することで、聴衆に深い感動を与えることができます。ラヴェルの作品を通じて、音楽の美しさと技術を高めることができるでしょう。

ラフマニノフ:鐘 Op. 3-2

ラフマニノフの「鐘 Op. 3-2」は、力強い感じが男の子に特に人気のある曲です。この曲は、その名の通り、鐘のような重厚で力強い音が特徴です。演奏することで、聴衆に迫力ある演奏を披露することができます

中間部分は練習すればそこまで難しくないため、初めて挑戦するラフマニノフの曲としてもおすすめです。特に、大音量で弾く部分は、しっかりとしたタッチで演奏することが重要です。大音量で弾くことで、曲の持つ迫力を最大限に引き出すことができます

「鐘 Op. 3-2」を発表会で演奏することで、聴衆に強い印象を与えることができます。ラフマニノフの作品を通じて、演奏技術と表現力を高めることができるでしょう。

モーツァルト:きらきら星変奏曲

モーツァルトの「きらきら星変奏曲」は、発表会で非常に人気のある一曲です。この曲は、のだめカンタービレでも有名で、誰もが知っているメロディーが特徴です。演奏することで、聴衆に親しみやすい音楽を提供することができます。

この曲を演奏する際には、細かい音符をリズム練習することが重要です。特に、リズムに注意して練習することで、音符が転ばずにスムーズに弾けるようになります。テンポを少しずつ上げながら練習することで、リズム感を養うことができます。

「きらきら星変奏曲」を発表会で演奏することで、聴衆に楽しさと親しみを届けることができます。モーツァルトの名曲を通じて、演奏の楽しさを実感し、自分自身の技術を高めてください。

上級

ショパン:革命のエチュード

ショパンの「革命のエチュード」は、名曲中の名曲です。この曲は、ピアノ発表会で絶対に聴き映えする一曲で、特に中学生の皆さんには挑戦しがいのある作品です。左手の速いパッセージがこの曲の最大の特徴であり、ここをしっかりと練習することが成功の鍵です。

左手を鍛えるためには、ゆっくりとしたテンポで指の動きを確認しながら練習し、その後徐々にテンポを上げていく方法が効果的です。右手の和音も重要で、しっかりと鳴らすことで曲全体のバランスが良くなります。右手の和音を力強く、かつクリアに弾くことで、曲のドラマティックな展開を引き立てることができます。

「革命のエチュード」を演奏することで、聴衆に強い印象を与えることができます。ショパンの情熱と技術が詰まったこの曲を通じて、自分自身のピアノ技術を大いに高め、発表会でのパフォーマンスを成功させましょう。

ショパン:別れの曲

ショパンの「別れの曲」は、優雅で美しいメロディーが特徴の名曲です。発表会で演奏すると、聴衆を感動させること間違いなしです。中間部が難しいため、ここをしっかりと練習することが重要です。

この曲は、特に親世代にも刺さるメロディーが魅力です。中間部のテクニックをマスターするためには、右手の指使いとリズムを正確に練習することが必要です。左手の伴奏も忘れずに練習し、全体のバランスを保つことが大切です。

「別れの曲」を演奏することで、発表会での聴衆に深い感動を与えることができます。ショパンの美しいメロディーを通じて、自分自身の演奏技術を高め、発表会での成功を目指しましょう。

リスト:愛の夢

リストの「愛の夢」は、その甘い旋律が特徴的なロマンティックな曲です。発表会で演奏すると、聴衆を魅了することができる一曲です。中間部の跳躍が難しいため、よく練習して体に覚え込ませることが大切です。

この曲の魅力は、その美しいメロディーとロマンティックな雰囲気にあります。カデンツァは意外と難しくないので、安心して取り組むことができます。跳躍部分をマスターするためには、指の動きと手のポジションをしっかりと確認しながら練習することが重要です。

「愛の夢」を演奏することで、聴衆に深い感動を与えることができます。リストの美しい旋律を通じて、自分自身の演奏技術と表現力を高め、発表会での成功を目指しましょう。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番 Op. 13 より第1楽章

ベートーヴェンの「ピアノソナタ第8番 Op. 13 より第1楽章」は、今回紹介する中で最も難しい曲です。この曲は、重厚な前奏と力強い和音の跳躍が特徴で、技術的に高度な演奏が求められます。

前奏部分は、重々しく弾くことで曲の重厚感を引き立てることができます。和音の跳躍はゆっくりと練習し、肩から感じて弾くことで、力強さと安定感を保つことができます。この曲を演奏するためには、十分な準備と練習が必要です。

「ピアノソナタ第8番」を演奏することで、聴衆に強い印象を与えることができます。ベートーヴェンの作品を通じて、自分自身の演奏技術を大いに高め、発表会での成功を目指しましょう。

ドビュッシー:ベルガマスク組曲より 前奏曲

ドビュッシーの「ベルガマスク組曲より 前奏曲」は、開放感のある美しい作品です。この曲は、特に10度の跳躍が難しいため、手首の使い方を意識して練習することが重要です。

この曲を演奏する際には、手首を柔軟に使うことで、跳躍部分をスムーズに弾くことができます。ドビュッシー特有の和音とリズムをしっかりと感じながら演奏することで、曲全体が一層美しくなります。

「ベルガマスク組曲より 前奏曲」を演奏することで、聴衆に深い感動を与えることができます。ドビュッシーの作品を通じて、自分自身の演奏技術と表現力を高め、発表会での成功を目指しましょう。

ピアノ発表会で中学生レベルでも弾けて聴き映えするおすすめ15曲まとめ

中学生の皆さん、いかがでしたか?今回紹介した曲は、どれもピアノ発表会で聴き映えすること間違いなしです。学校や部活で忙しい中でも、自分に合った曲を選んで、効率的に練習することで、素晴らしい演奏ができるはずです。

自分の成長を感じながら音楽を楽しむことが一番大切です。難易度が高すぎる曲を選ぶのではなく、自分が本当に好きな曲、楽しんで演奏できる曲を選ぶことで、練習のモチベーションも上がりますし、発表会でも素晴らしいパフォーマンスを披露できます。

また、ピアノの練習は日々の積み重ねが大切です。忙しい中でも、短い時間でもコツコツと練習を続けることで、確実に上達していきます。ピアノを通じて、自分の成長を感じ、音楽の素晴らしさを実感してください。

発表会での成功を心から応援しています!皆さんの演奏が、聴衆に感動を与え、自分自身にも大きな達成感をもたらすことを願っています。頑張ってくださいね!

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